豪雨で雨漏り3選

大雨 実績

神戸市垂水区の塗装屋さん、杉本塗装です。

大雨

梅雨前から秋にかけてわりと長い期間の中でしばしば大雨があります。他の地域に比べると雨が少ない神戸市でもびっくりするくらいの雨があるくらいなので多雨の地域だと大変だろうなあと他人事ながら心配になります。
ペンキ屋さん的に雨で困ることといえば
 ・仕事が中断、中止になる! 場合によっては行った作業が無駄になることもあります。
 ・雨漏りの発生! むしろ困るのはペンキ屋さんじゃなくてお客さまですが、雨漏りの調査と修繕は時間と頭を使う割になんとなく評価されない作業のようですので過去に工事をさせていただいたお客さまとご紹介に限定させていただいています。

さて見知らぬ地域のことはともかく、2021年の梅雨末期~お盆の大雨で雨漏り修理の依頼が3件ありました。
外壁の塗替えをさせていただいたお家と台風での破損の修復をさせていただいたお家とご近所さんのお知り合いです。

☆明石市K様邸
以前に台風後の補修をさせていただいたお家です。
1階の屋根の下に漏ってくるということで調査です。以前にも同じ箇所からの漏水があって対策しています。その部分は大丈夫なはずですが水をかけて確認です。
「あかん、そんなとこにそんな勢いで水をかけたら漏ってしまう~」と悲鳴が出そうな(誰の?)くらいの水をかけて約一時間。雨漏りが再現しません。

雨漏り調査中
厳し目に水をかけています
雨漏り調査中
さらに厳しく水をかけています


もしかしたら2階の屋根からの水が回ってきているかも、とそちらも確認しましたがその形跡はありません。
私なりの結論「1階の屋根そのものの排水能力を超える雨が降った場合に瓦の隙間から水を吸い上げて漏る!」です。
あまりも雑というか投げやりな回答をお客さまに伝えたところ、なんとなくそうなるでは、とのお答え。1階の屋根だけ葺替えもあり得ると事前にお考えのようでした。とはいえ通常の雨では漏りませんので当面このまま様子見してもらうことにしました。屋根の葺替えの際はまたお力になります。

☆神戸市垂水区A様邸
以前に外壁の塗替えをさせていただいたお家です。天窓の一番下側周辺からの雨漏りということなので、以前の塗り替え工事とは関係ないのですがちゃんと調べます。 天窓周辺を確認してみると水の通り道の瓦の裏側にゴミが堆積しています。セミの死骸もあります。このゴミで水がせき止められてのが雨漏りの原因と見て間違いなさそうです。

かなり年代物の天窓。40年以上経っているそうです。
天窓の左側に詰まったゴミ
天窓の右側に詰まったゴミ

また天窓の周りは銅板で成形されています。銅板、錆びない金属ということで比較的高い部材ながら高級なお家には使われています。確かに錆びません、でも穴があきます。酸性雨の影響でしょうか、銅製の雨樋や谷樋に穴が空いているのをしばしば見つけます。このお家でも2箇所に穴がありました。
瓦裏のゴミはできる限り撤去、銅板の穴はシリコンコーキングで塞ぎます。

銅板に大穴
こちらは銅板の溶接部分の外れています

その後、3ヶ月ほどたちますが今のところ雨漏りは発生していないようです。

☆最後は川西市S様邸
神戸市垂水区と川西市、正直ちょっと遠いです。なぜか縁あって川西にはよく行っています。特に鼓が滝周辺。神戸市垂水区在住のペンキ屋さんで川西市鼓が滝に一番詳しい!、と自信をもって言えます。(えらいニッチな条件ですが)
さてS様邸、1階の押入れの前あたりの天井がシミてきたとのこと。あと掘りこみ車庫の一部にも水が回っていたとのこと。
こちらについては説明を割愛します。なんというか…建築した業者さん、その後塗り替えやリフォームに携わった業者さん、みんな「なんとかしよう」とがんばったあとが見受けられます。でもそもそもの作りが悪くて漏水するのは最初の設計の方の責任やないかなぁと思う案件でした。
もちろん10年やそこらでまた雨漏りにならないように対策させてもらっています。

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